2025/01/20
初心忘れるべからず
こんにちは。今日は「初心忘れるべからず」について書いてみたいと思います。物事を始める時や自分の実現できそうもない目標に向かって必死で努力する時の気持ちをいつまでも維持し、その時に思った気持ち、心を大切にしたいものです。ところが人間というものは、自分の目的が実現されるといつの間にか、初めの頃の切羽詰まった気持ちを忘れて、怠惰な生活をしたり、怠けたりする傾向があります。人間というものは、生き物であるので、いつも張り詰めた気持ちで生きることはできず、たまには手を抜いたり、休んだりすることは必要ではありますが、時々、自分が大変だったころのことを思い出して、再びその頃の気持ちで再度何かに挑戦するようなことが必要な気がします。
この「初心忘れるべからず」という言葉は、能の大成者である世阿弥の50代半ばの言葉だそうです。「初めの志を忘れるな」という意味で使われますが、本来の意味はもっと深いものだそうです。世阿弥は、初心には、若年の初心、人生の時々の初心、老後の初心があるとして、これを忘れずに生涯「習い」を続けなさいと言っているのだそうです。(人生を動かす賢者の名言、池田書店参照)
初心者の頃の初心は、何か技術を覚えるための情熱や努力だと思いますが、それが成長するに従って、さらに高いところを目指す決心や責任感に変わっていくものです。人生のどの段階においても、その人の初心を見つけてそれを大切にしなさいと言っているような気がします。
「初心忘れるべからず」は多少古い感じもするし、説教じみた感じもしますが、これは物事に成功するための教えのような気がします。どんなに成功しても、それで良いということはありません。常に成長し続けるためには、やはり立ち止まってみて、自分の原点に戻って再び更なる成長の一歩が踏み出せることが必要だと思います。
さて私の老後の初心は何か、今日1日考えてみようと思います。
更には、皆様の婚活の初心を思い出して欲しいのですが、どんなことを考えて始めましたか?またその気持ちを今も維持していますか?
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JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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