お電話でのご相談10時~19時
定休日 毎週火、水曜日

03-6240-1085

JINSOブライダルカウンセラー 婚活塾ブログ

2025/05/12

 こんにちは。今日は袖について書いてみたいと思います。昨日浅草を散歩していると、数人の若い女性で着物を着ている人たちを見かけました。色とりどりの着物は、まぶしいほど美しく、魅力的でした。どうやら外国人の方々で、貸衣装屋さんで着付けをしてもらい、街に出かけて、その美しさを楽しんでいたようでした。日本人で着物を着ている人も時々は見かけますが、浅草などで見かける着物姿の女性は外国の方々が多いようです。外国の女性からしたら、外国にはない、着物の柄の美しさ、女性が身に着けた時のしなやかな美しさなどにひかれ、一度は着てみたいと思うのだと思います。

 夏には浴衣を気楽に着ますが、着物の中で何といっても魅力的なものは、振袖ではないでしょうか?この振袖を着て歩く姿は、だれでも引き付けられるような力があります。しかしこの振袖は、独身女性しか着られないと言うルールがあることを知っているでしょうか?昔の人にとっては当たり前でも、最近の人たちはあまりおなじみではないかもしれませんね。振袖は袂(たもと)が長く、豪華な柄や模様が入った着物です。長い袖が特徴で、未婚女性の若さや純潔を象徴するもので、特別の場で着られるようです。江戸時代に、男性からの求愛に言葉で返すことは、はしたない行為であるとされ、着物の袖を振って返事をしたそうです。左右に振れば、OK,前後に振ればNO,という意味だったようです。既婚女性は夫がいるのだから、このような袖を振る行為は必要ありません。従って、既婚女性の着物は袖が短くなっているということのようです。(これだけは知っておきたい!大人の常識力大全、話題の達人倶楽部編、青春出版参照)

 袖に関係して、「袖にする」という言葉もあります。人を冷たく扱ったり、拒絶する場合にこのように言うようです。おそらく振袖と何らかの形で関係しているような気はしますが、それがどのように関係しているのかは不明です。袖を縦に振ることがNOの意味らしいのですが、さらにそれが強烈になると、袖にすることになるのでしょうか?

 袖に関係してもう一つ思い出す言葉があります。「袖すりあうも多少の縁」これは偶然袖が触れ合うような些細なことでも、それは縁によるものであるから大切にせねばならないということです。これら3つを並べてみると、袖と言う着物の一部を使った様々な表現があり、そこには、日本人としてのきめ細かい心使いがあるような気がします。振袖の美しさや人との出会いをできる限り大切にし、袖にすることのないよう、生きたいと思った次第です。

 婚活の世界でも、いろいろなケースがありますが、お見合いも何かの縁があってお見合いをする訳ですから、できる限りその縁を大切にしたいですね。心を尽くせばきっと女性から袖を横に振ってもらえるはずです。男性の皆様、全力で頑張りましょう。

袖

前のブログ

次のブログ

JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人の写真

JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)

New Blog

最新の記事

年別アーカイブ