2025/11/10
婚活の焦りにどう向き合うか?
「もう年齢的にギリギリかもしれない」「周りの友達は次々と結婚していくのに、なぜ自分だけ…」、婚活に取り組む人の多くが、一度はこうした焦りを感じたことがあるのではないでしょうか。結婚は人生の大きな節目だからこそ、時間との競争のように思えてしまいがちです。しかし、この焦りこそが婚活を難しくする最大の敵になることも少なくありません。
焦りが生む負のスパイラル
婚活市場では「自然体の自分を出すことが大切」とよく言われます。ところが、焦りを抱えたまま出会いの場に臨むと、必要以上に自分をよく見せようとしたり、逆に相手の欠点ばかりが気になったりしてしまいます。その結果、せっかくのご縁がスムーズに進まず、「やっぱり自分には無理なのかもしれない」と落ち込み、さらに焦りが募る。この負のスパイラルに陥る人は少なくありません。
「焦り」は悪者ではない
とはいえ、焦りそのものが悪い感情だとは限りません。なぜなら、焦りは「本当に結婚したい」という気持ちの裏返しだからです。大切なのは、焦りを他のエネルギーに変えられるかどうかです。たとえば、「一年以内に結婚相手を見つけたい」という焦りを、「だからこそ今は積極的に行動してみよう」と前向きに変換できれば、むしろ行動力を高める力になります。
焦りを和らげる三つの工夫
- 自分の価値を再確認する
婚活中は「選ばれなければならない」と思いがちですが、結婚はお互いを選び合うものです。自分の強みや魅力を書き出してみると、自信を取り戻せます。 - 出会いの場を複数持つ
一つの出会いに過度な期待をかけると、うまくいかなかったときに落ち込みが大きくなります。相談所、アプリ、知人の紹介など、複数の選択肢を並行して進めることで気持ちに余裕が生まれます。 - 結婚後の生活をイメージする
「結婚すること」自体をゴールにしてしまうと焦りが強まります。そうではなく、「どんな家庭を築きたいか」を具体的にイメージできれば、自然と選ぶ相手も明確になり、いたずらに焦ることが減ります。
焦りの先にある「本当のご縁」
婚活は他人と比べるものではなく、自分にとって納得できる相手と出会うためのプロセスです。焦りは確かに心を追い詰めますが、その気持ちを冷静に見つめ直すことで、自分が本当に望んでいる結婚の形が見えてきます。
「焦って決めた結婚」よりも、「落ち着いて選んだ結婚」の方が、長い人生を共に歩む上では確実に幸せにつながります。焦る必要などまったくありません。焦りを否定するのではなく、上手に受け止め、積極的な行動の力に変えていくこと、それこそが、婚活を成功に導く第一歩なのです。

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JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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