2026/02/13
しかみ像」に学ぶ婚活の極意
― 人生後半の婚活に必要なのは“自分を制御する力” ―
戦国武将の中で、最も賢かった人物は誰か。
この問いに対し、多くの歴史家や研究者が挙げるのが 徳川家康 である。
その理由は、江戸幕府という長期政権の仕組みを作ったこと、人間心理を深く理解していたことなど様々だが、私は何よりも**「自分をコントロールする力」**を持っていた点が、家康最大の強みだったと考えている。
織田信長や豊臣秀吉は、常人には思いつかない発想力と行動力を持った天才であった。しかし、晩年になるにつれ、その才能や成功に自ら溺れ、結果として身を滅ぼしてしまった。一方の家康は、同じ成功者でありながら、決して自分を過信しなかった。
その象徴が有名な「しかみ像」である。
三方ヶ原の戦いで、家康は武田信玄に大敗を喫した。命からがら浜松城に逃げ帰ったその恐怖と屈辱を、家康は一生忘れないために、あえて醜く、苦悶に満ちた自分の姿を絵に残させたという。この「しかみ像」は、成功の裏にある失敗と恐怖を、常に自分に突きつけるための自己制御装置だったのではないだろうか。
婚活においても「しかみ像」は必要である
婚活の現場を見ていると、似た構図をよく目にする。
・過去の恋愛経験
・仕事での成功
・経済力や社会的立場
これらを理由に、知らず知らずのうちに自分を過大評価してしまう人がいる。一方で、過去の失敗や離婚経験を必要以上に引きずり、
自信を失ってしまう人も少なくない。
婚活で本当に大切なのは、そのどちらでもない。
自分を正しく見つめ、感情をコントロールし続ける力である。
特に50代・60代以降の婚活では、若さや勢いよりも、
・感情が安定している
・相手の話を冷静に聞ける
・怒りや不安を相手にぶつけない
こうしたセルフコントロール能力が、最終的に「一緒に暮らしたい人」として選ばれる決定打になる。
年齢を重ねるほど、自己制御は難しくなる
人は年齢を重ねるほど、成功体験も失敗体験も増える。その分、「自分は正しい」「自分は分かっている」という思い込みも強くなる。
だからこそ、家康が30代前半という若さで「しかみ像」を持ったことは、極めて示唆的である。
婚活も同じだ。
年を取ってから始める婚活ほど、自分にブレーキをかける仕組みを持つことが重要になる。
・感情的になったとき、一歩引く
・過去の失敗を思い出し、謙虚になる
・相手をコントロールしようとしない
こうした姿勢こそが、人生後半の良縁を引き寄せる。
まとめ
「しかみ像」は、単なる歴史的肖像画ではない。
それは人間が成功したときこそ必要な、自分自身への戒めである。
婚活もまた、自分との戦いだ。
年齢を重ねても、自分を律し、感情を整え、相手を尊重できる人こそが、最後に穏やかなパートナーシップを手に入れる。
人生100年時代。
婚活においても、家康に学ぶべきは「勝ち方」ではなく、負けを忘れない姿勢なのかもしれない。

JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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