2024/12/27
信頼される人間
こんにちは。今日は信頼される人間について書いてみたいと思います。世の中には信頼される人間と信頼されない人間がいます。もちろん誰でも信頼される人間になりたいに決まっていますが、そうならない場合もあります。何かの本で読んだことがあるのですが、優しくすることと、優しくされることは言葉は似ていますが、全く違うことだと書かれていました。優しくされることは、自分が優しくした結果の積み重ねとしてそうなるという事だと書いてあったような気がします。同じことが、この信頼にも当てはまります。自分が相手を信頼する、その行為を長く続ける、その結果相手も自分を信頼してくれる。このようなことができれば必ず信頼される人間になるということだと思います。信頼されない人間は、これができないと言うことだと思います。相手を信頼しない。たとえ、一時的に信頼しても、途中で信頼しなくなる。こういう事だと思います。
それでは、人が相手を信頼できる人間だと決める基準はどのようなものでしょうか?人柄が良いこと、嘘をつかないこと、自分の利益だけを考えないこと、考え方に論理性と一貫性があること、自分の生き方に誇りを持っていること、裏切らない人間であること、などであろうと思います。
本当に相手が信頼できる人間であると認めれば、人はその人が最も大切にしているものを託すこともできます。つまり、自分の分身である子供を託すことさえできると言うことです。それほどの信頼関係が結べれば、これ以上の幸せはないであろうと思います。このような信頼関係を結んだ昔の英雄を先日、ある本を読んで見つけました。(歴史の名場面、これこそ傑作集、NHK「歴史秘話ヒストリア」制作班編、知的生き方文庫、三笠書房参照)
豊臣秀吉が亡くなって、徳川家康の時代が訪れた時、大坂冬の陣、夏の陣などを経て徳川の完全支配が完成するまでの間は、徳川方と豊臣方と武士社会は大きく、二分され戦いを続けました。この戦いで、徳川方の戦闘部隊の代表は、仙台藩主伊達政宗、豊臣方で最後まで戦い抜いた武将として真田幸村が挙げられます。真田幸村は負け戦であることを承知の上で、徳川家康から数十万石の大名にすると言う甘い誘いにも乗らず、最後まで豊臣方の為に戦い、壮絶な死を遂げました。
幸村が最後を遂げた大坂夏の陣の最中に、伊達軍の先鋒だった片倉茂綱の陣地に幸村の娘、阿梅(おうめ)が送られて来たそうです。「伊達なら最愛の娘を託すにふさわしい」と幸村は考えたのだと思います。敵である伊達政宗に自分の最も大切な宝物を預けた訳です。阿梅は、この本によれば、無事に仙台藩まで送り届けられ、その後、片倉茂綱の妻となり、徳川の世を生き抜いたそうです。
人間は単に信頼されたいと望むだけでは信頼は得られません。信頼に値する力、行動、言動、全てが総合されて信頼に値する人間かどうかが決められます。どれだけ自分を磨くことができるかにかかっているような気がします。
婚活でもお互いが、この方は信頼に値するかどうかを常に見ているような気がします。それは言動、しぐさ、受け応え、考え方などに現れます。表面のみ繕うことはやめて、自分の考え方、姿勢、最も大切にしているもの、などを正直に相手にぶつけることが必要です。お互いがこれらをぶつけ合い、その中からこの方は信頼に値するかどうかを見極めてください。
人柄が良いこと、嘘をつかないこと、自分の利益だけを考えないこと、考え方に論理性と一貫性があること、自分の生き方に誇りを持っていること、裏切らない人間であること、などの観点で良く相手を見極めてください。
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JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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