今できること

こんにちは。今日は今できることについて書いてみたいと思います。私は毎日暮らしていますが、今できることを全力でやっているかどうかを問われると、はっきり、「やっている」と自信を持って答えられません。と言うより、今できることは沢山ありますが、ほんの一部しかやっていないような気がします。しかし、私とは違って立派な歴史上の人物には、今できることを全力で行った人もいます。先日、本（人生に悩んだら日本史に聞こう、白駒妃登美、ひすいこたろう著、祥伝社）を読んでいたら、吉田松陰の話が出ていて、さすが吉田松陰だと感心したことがありました。吉田松陰は逮捕され牢獄に入れられ４年間を過しますが、その間に何と１４６０冊の本を読んでいるそうです。１４６０冊を４で割ると１年間に３６５冊、１日に１冊読んだ勘定になります。かなり薄い本でも、毎日１冊読んでそれを３６５日続ける事は不可能に近いはずです。しかもそれを４年間続けるなど正気の沙汰とは思えません。吉田松陰は、「獄にあっては獄の中でできる事をする。獄を出たら、出てできることをする」と言っていたそうですが、できる事と軽く言っていますが、そのできる事は、凡人が逆立ちしてもできるようなものではありません。どんなときにも、そこでやれることをやるだけだと松蔭は言っていますが、獄中で人を集めて勉強会までしている彼のやれることの幅の広さにも驚かされます。
　私は獄中にもおらず、自由な時間は松蔭の何十倍もあります。この自由な時間を使ってできることをやっているだろうか？本も読める。仕事もできる。本も書ける。運動もできる。友人にメールも送れる。各種勉強もできる。しかし、これらの一部しかやっていません。本などは、１日１冊などとても読めず、１カ月に１冊読めれば良い方です。仕事はしていますが、成果物はいまいちで、まだこれから成果物を生む状態です。
　松蔭は２９歳で亡くなりましたが、日本を変えるような立派な弟子を何人も生み、その弟子達が新しい日本を作り、近代日本が出来上がり、我々はそのお陰でのんびりと暮らしています。
　「今できること」は何かを、松蔭のような高い次元ではなくても良いので、真面目に考えてみたいと思った次第です。
　婚活も今できることだと思います。今できることをまずは必死で取り組んでみてください。新しい世界が見えるかもしれません。