恋愛と年齢

　こんにちは。今日は恋愛と年齢について書いてみたいと思います。私は年齢を重ねると恋愛感情もだんだん弱まっていくものだと思っていましたが、

今朝新聞の人生相談（２０２５年４月２４日、読売新聞朝刊参照）を読んで、私の考え方が間違っていたことに気づきました。相談者は７０代の女性でしたが、出会い系サイトで知り合った６０代の男性と交際していましたが、彼との連絡はラインを通じて行っていたようです。そのラインからの連絡が３週間も来なくなり、女性から連絡をすると、その男性は別の女性と交際しているのでこれまでの関係を終わりにしたいと言ってきたそうです。

７０代の女性は、自分のことを軽く見ていたのかと思うと悔しくてならず、どうするべきかを相談しているようでした。この７０代女性の激しい感情、また相手の男性も次から次へと挑戦するその元気には脱帽です。

　現代の若者でも時々、恋愛はめんどくさい、疲れるなどと言って、あまり前向きではない人が大勢いることを知っています。それに比べてここに登場している二人は、エネルギッシュで人間らしく、素晴らしいと感じました。

　恋愛感情というものは人間の根源的な欲求のようなものであり、愛されたい、理解して欲しい、必要とされたいなどの気持ちと結びついているようです。これらの欲求は年齢とともに消えていくものではなく、年齢とともに切実なものとなる場合すらあるようです。また、若い時の恋愛とは異なり、結婚を前提にすることもなく、その瞬間を楽しみ、心の支えを得るという意味合いが強いのかもしれません。

　さらに恋愛は、若さを保つ最高の薬になり得ると思います。恋愛をしている男性も女性も、相手に自分をよく見てほしいと必ず思うはずです。誰に言われなくても、身だしなみに気を使い、体形にも気を配り、世の中の流行にも敏感になり、様々な勉強もするようになるものです。これがきかっけで若返る人も多いはずです。この若さを保つ薬を活用して、多くのシニアが１００歳を当たり前に通過できるようになって欲しいものです。