お電話でのご相談10時~19時
定休日 毎週火、水曜日

03-6240-1085

JINSOブライダルカウンセラー 婚活塾ブログ

2025/10/10

夫への恨みと結婚生活の落とし穴|婚活中に、学びたい夫婦関係の心得

 こんにちは。今日は「夫への恨み」について考えてみたいと思います。
婚活をしている方にとって、結婚後の生活をイメージすることはとても大切です。結婚生活は愛情や信頼で支えられる一方、時に「夫への不満」や「恨み」に変わることもあります。今回は新聞記事をきっかけに、夫婦関係の心理について考察してみます。


新聞記事に見る夫婦のすれ違い

 読売新聞の人生案内に、60代主婦の相談が掲載されていました(2025年6月30日 朝刊)。
定年後、夫が世話していた17歳の犬が亡くなった夜の出来事をきっかけに、妻は10年経った今でも「夫を恨んでいる」と告白しています。

夜中に犬が苦しそうに鳴いていたのに、妻は「夫が同室にいるから大丈夫」と思い込み、様子を見に行かなかった。翌朝犬は亡くなっており、妻は「夫は酔って寝ていて何もせず、犬を寂しく死なせた」と想像し、夫への怒りを募らせているのです。


夫を責める前に、自分を振り返る

 結婚生活では、夫婦間の不満が積み重なることがあります。しかし、この事例を読むと「他人を責める前に自分はどうだったか」を考える必要性を強く感じました。

犬の年齢からすれば寿命の可能性も高く、妻自身もその時に行動できたはずです。それでも後になって「夫のせい」と非難するのは、自分の後悔や罪悪感を隠す行為なのかもしれません。

婚活をしている方にとっても、この視点は重要です。結婚生活はお互いに「相手に任せる」のではなく、自分も責任を持って寄り添う姿勢が求められるのです。


恨みの裏にある心理と婚活へのヒント

 人間は、自分の行動を省みずに相手の欠点ばかりに目を向けることがあります。
しかし「夫への恨み」の裏側には、自分の後悔や罪悪感が隠れている場合も多いのです。

婚活中の方は、理想の結婚生活を思い描くだけでなく、実際に起きる小さなトラブルやすれ違いにも冷静に向き合えるかを考えることが大切です。結婚はゴールではなくスタート。相手を責めるより、自分もどう行動できるかを意識することが「幸せな結婚生活」につながります。


幸せな結婚を築くために

 今回の相談を読んで、私自身も「妻に対して責める心を持たないようにしよう」と改めて思いました。
婚活で理想の相手を探すときも、「相手の短所に目を向けて責める」のではなく「自分はどう支えられるか」を考えることが、長い結婚生活を幸せに続ける秘訣ではないでしょうか。

夫への恨みと結婚生活の落とし穴|婚活中に、学びたい夫婦関係の心得