2025/12/26
好きじゃないけど「無難」な人と結婚して大丈夫?──30〜50代婚活で本当に考えるべきこと
婚活をしている30代〜50代の方から、非常によく聞く悩みがあります。
「正直、すごく好きというわけではないけれど、この人なら無難かも。
このまま結婚して大丈夫でしょうか?」
若い頃の恋愛なら、「好きじゃないならやめた方がいい」と即答できたかもしれません。
しかし、年齢を重ねた婚活では、この問いはとても現実的で、簡単には答えが出ません。
「無難」という言葉の正体
まず考えてほしいのは、
あなたが言う「無難」とは何を指しているのか、という点です。
多くの場合、
•優しい
•真面目
•安定した生活が想像できる
•大きな不安や欠点が見当たらない
こうした意味で使われています。
これは決して悪い評価ではありません。
むしろ、結婚生活に必要な要素がそろっているとも言えます。
「好き」の正体は時間とともに変わる。
婚活で多い誤解は、
「結婚=強い恋愛感情が必要」という思い込みです。
確かに、最初から強く惹かれる相手もいます。
しかし30〜50代の婚活では、
ドキドキよりも安心感が重要になる場面が圧倒的に増えます。
実際に結婚後、
•一緒にいると落ち着く
•価値観が似ている
•話し合いができる
こうした積み重ねの中で、
「好き」という感情が後から育つケースは非常に多いのです。
⸻
危険なのは「違和感」を無視すること
ただし注意すべき点もあります。
「無難」と「違和感をごまかす」は、まったく別物です。
•一緒にいると我慢している感じが強い
•会話が噛み合わず、常に気を使う
•価値観のズレを見て見ぬふりしている
こうした状態での結婚は、
後々大きなストレスにつながりやすくなります。
重要なのは、
**好きかどうかより「無理をしていないか」**です。
婚活で見るべきは「生活の相性」
30〜50代の婚活では、
恋愛感情よりも次のような視点が重要になります。
•金銭感覚が近いか
•問題が起きた時に話し合えるか
•疲れている時に安心できるか
これらがそろっていれば、
最初は「無難」に見えた相手が、
人生のパートナーとしてかけがえのない存在になることも少なくありません。
決め手は「この人と老後を想像できるか」
一つの判断基準としておすすめなのは、
「この人と10年後、20年後を想像できるか」
という問いです。
華やかな未来でなくて構いません。
日常が想像できるかどうかが重要です。
•病気の時
•仕事を辞めた後
•気力が落ちた時
その場面で「そばにいてほしい」と思えるなら、
それは十分に結婚を考える理由になります。
まとめ:「無難」は悪い選択ではない
「好きじゃないけど無難」
この感覚は、婚活では決して珍しくありません。
大切なのは、
•無理をしていないか
•自分らしくいられるか
•一緒に生活するイメージが持てるか
この3点です。
結婚は、感情のピークではなく、
感情を穏やかに保てる相手とするものです。
30〜50代の婚活では、
「燃えるような恋」よりも
静かに続く信頼を選ぶ勇気が、
結果的に幸せな結婚へとつながるのです。

JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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