2026/01/23
見える幸福に気づく力 ― 結婚と心の満足
フランスの小説家アンドレ・ジッドは「目の見える人間は、見えるという幸福を知らずにいる」と語りました。私たちは普段、当たり前のことにこそ本当の幸せが隠されていることを忘れがちです。
たとえば仕事。働いている人は「仕事がつらい」と口にしますが、働きたくても職に就けない人から見れば、それは羨ましい状況です。結婚生活でも同じです。毎日、妻や夫から小言を言われてうんざりする人もいるでしょう。しかし、一人暮らしで誰からも気にかけてもらえない人から見れば、それは温かく羨ましいことに映ります。
幸福は「気づき」から始まる
人間は、自分の置かれている幸福に気づきにくい生き物です。豪邸に住み、財産を持ちながらも心の渇きを抱え、自ら命を絶つ人もいます。物欲は限りなく、どれだけ満たしてもさらに欲しくなるもの。だからこそ「いまあるもので満足する」という気持ちを持つことが大切です。
一方で、人間にとって本当に必要なのは精神的な支えです。親や兄弟以上に自分を思い、時に自分を犠牲にしてまで心配してくれる存在――それが夫婦という関係です。結婚は「心の安定」を与え、物以上の幸福感をもたらします。
結婚がもたらす心の安定
もちろん、結婚すればすべてが順調に進むわけではありません。夫婦の間には喧嘩もありますし、意見の食い違いに悩むこともあるでしょう。けれど、その中に必ず「心が癒される瞬間」が生まれます。
さらに、物欲が満たされなくても「二人で努力して満たそう」とする力が湧いてきます。一人では折れてしまう困難も、支え合うことで乗り越えられるのです。人は本来、一人で生き抜くには限界があります。だからこそ、結婚やパートナーシップを通じて「心の満足」を実現することが、人間らしい生き方だといえるでしょう。
婚活中の方へ ― 気づきが未来を変える
婚活中の方の中には「まだ理想の相手に出会えない」「結婚生活は大変そう」と感じている人も多いはずです。しかし、結婚がもたらすのは「完璧な幸せ」ではなく、「心の支え」と「気づき」です。
たとえ小さなすれ違いがあっても、その奥には「自分を思ってくれる人がいる」という事実が隠れています。婚活を進めるうえで大切なのは、収入や条件といった表面的なものに偏るのではなく、心の安定を共に築ける人を探すことです。
結婚は、幸福に「気づく力」を育ててくれる最良の場。今この瞬間にある幸せを見直すことが、未来の結婚生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。

JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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