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JINSOブライダルカウンセラー 婚活塾ブログ

2026/02/02

婚活で本当に大切なのは「話す力」より「聞く力」

 社会生活を円滑に送るうえで欠かせない行為は何かと考えると、「話すこと」と「聞くこと」が真っ先に思い浮かびます。多くの人は話す力を重視しがちですが、実はそのバランスこそが人間関係を左右します。ある本に書かれていた印象的な言葉があります。神様は人間に「口を一つ、耳を二つ」与えた。それは「話すことの二倍、聞きなさい」という意味だそうです。婚活の現場に立つようになってから、私はこの言葉の重みを日々実感しています。

 お見合いや初対面の場で、スムーズに進む方と、なかなか次につながらない方がいます。その大きな違いは、相手の話を「よく聞いているかどうか」です。婚活では、自分をよく見せたい、評価されたいという気持ちが強くなりがちです。その結果、自分の話ばかりをしてしまい、相手が話す余地を奪ってしまう方も少なくありません。しかし、相手の立場から考えれば、自分のことを理解してもらいたいという気持ちは同じです。一方的に話し続ける相手に、好感を抱く人は多くないでしょう。

だからこそ、婚活では「まず聞く」姿勢が重要になります。私は特に男性には「7割は聞き役、3割は自分の話」というアドバイスをしています。相手の話に耳を傾け、うなずき、共感し、質問を返す。そのうえで、自分の考えや経験を伝える。この順序が守れるだけで、会話の印象は大きく変わります。聞いてもらえたという安心感は、短時間でも相手の心の距離を縮めてくれます。

 この「聞く力」は、婚活だけでなく、夫婦関係や仕事、人間関係全般に通じるものです。長年連れ添った夫婦が円満でいられる秘訣として、「相手の話をよく聞き、感謝を忘れないこと」が挙げられることがあります。相手を尊重し、理解しようとする姿勢が、信頼関係の土台になるからです。婚活も同じで、条件やスペック以前に、「この人は自分を大切に扱ってくれるか」を相手は敏感に感じ取っています。

一方で、聞くことは決して楽な行為ではありません。話すことは快感になりやすいですが、聞くことは時に忍耐を伴います。私自身、かつて母と同居していた頃、毎日のように同じ話を聞くことに疲れを感じた経験があります。それでも、相手にとっては「聞いてもらえること」そのものが安心や満足につながっているのだと、後になって気づきました。

 婚活においても同様です。相手が気持ちよく話せる時間をつくるために、自分は少し我慢する。その積み重ねが、「また会いたい」「この人と一緒にいると落ち着く」という評価につながります。婚活がうまくいかないと感じている方ほど、一度「自分は話しすぎていないか」「相手の話を本当に聞いているか」を振り返ってみてください。

結婚は、条件のマッチングではなく、心の通じ合いの積み重ねです。その第一歩は、上手に話すことではなく、丁寧に聞くこと。耳を傾け、感謝し、相手を思いやる姿勢こそが、良縁への近道なのです。

婚活で本当に大切なのは「話す力」より「聞く力」